一燈園は明治37年 (1904年)に西田天香 NISHIDA Tenko (1872 – 1968)によって創始された宗教的生活共同体。
一燈園資料館「香倉院」には河井寛次郎 KAWAI Kanjiro, 棟方志功 MUNAKATA Shiko, 木喰上人などの作品も所蔵されている。
それら所蔵作品は第二次世界大戦末期、京都東山に行われた米軍の空襲後、再度の空襲による作品などの焼失を懸念した河井寛次郎が親交のあった西田天香の居所である山科の地に疎開させ、戦後一燈園に贈ったものとのこと。
展示作品( 河井寛次郎の初期作品四点 (李朝写し「黒点白高台付」台鉢、沖縄写し「草花紋鉢」、スコータイ写し「魚紋大鉢」、草紋珈琲セット「寛」の在銘)、棟方志功作品は「二菩薩釈迦十大弟子」より二点、木喰上人作「千手観音菩薩像」などであった。珈琲セットは一燈園内で使用されていたとのこと。
以上2013年1月現在
※ 一燈園についての詳細情報は下記公式ウェブサイトを参照下さい
一燈園
京都市山科区四ノ宮柳山町8